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大人のADHDと診断された人が増えている現代で、就職活動をどうすればよいか悩んでいる人が増えています。

たとえADHDと診断されていなくてもなかなか就職するのが難しい時代が続いているので、よりADHDの人は就職活動に努力を求められます。

ADHD 就職活動

今回はそんなADHDの人のために、2通りの就職活動の方法と役立つ5つの就職相談・支援先についてを紹介したいと思います。

ADHDの2通りの就職活動

ADHDの人が就職活動をするのにあたっては、2通りの方法があります。


1つは他のみんなと同じように就職活動を行う一般就労です。

そして2つ目はADHDの障害者と認定されて障害者就労として就職活動を行う方法です。



どちらの方法で就職活動するかによって、就職先や待遇が全く異なるのでそれぞれの就職活動の特徴を次から詳しくみてみましょう!

ADHDの就職活動:一般就労

1つ目の就職活動はみんなと同じの一般就労ですね。

こちらは一般の就職活動と同じなので職種・選択の幅が広く、能力や適性が合えば正社員として採用されるので給料等の待遇面は期待が持てます。

また大学や高校で学んだ知識や技術を生かせる職種も選ぶことができるので仕事にやりがいを持てるでしょう。


しかし、就職活動をしている時に、

  • 企業説明会に遅刻する
  • エントリーシートの提出期限を過ぎてしまう
  • 集団面接で自分勝手に発言する

などADHDの症状によって内定をとるのが困難になるケースが多いことは念頭に置いておく必要があります。


また一般就労の場合、就職した会社がADHDに対して理解があるとは限りません。

ADHDの症状があるために

  • 会議に遅刻する
  • プロジェクトの期限に間に合わない
  • 机の上が片付けられない

などのミスを繰り返していると職場の人から「だらしない」「計画性がない」と思われ、最悪仕事を辞めざるを得ない可能性があります。

そしてADHDの障害者認定を受けていないため、後述する支援制度も受けることができないのも一般就労のデメリットといえます。

ADHDの就職活動:障害者就労

2つ目は障害者就労として就職活動する方法です。

こちらはADHDの障害認定となる精神障害者保険福祉手帳が必要になります。

精神障害者保険福祉手帳

精神障害者保険福祉手帳は精神疾患(てんかん、発達障害などを含む)により、長期にわたり日常生活や社会生活に制限がある方のために発行されるものです。

精神障害者保健福祉手帳は1級から3級まであり、等級によって公共料金の割引、税金の控除などを受けることができます。

精神障害者保健福祉手帳の発行するには医療機関の診断者が必要で、2年ごとに更新があります。


障害者就労の場合は、後述する支援機関である障害者職業センターやジョブコーチを利用できるので就職活動中や就職した後でも困った時はアドバイスをもらうことができます。

また就職先では職場環境や労働時間に配慮してもらえるので、ADHDの症状があっても仕事に取り組みやすいです。

障害者就労の募集時期は一般就労のように定期採用ではなく、新卒、既卒を問わず適宜募集していることが多いのでいつからでも始められるメリットもあります。


しかし、障害者就労で就職できる会社の絶対数は少なくて単純作業の仕事が多いので、学校で学んだ知識や技術を生かせないことが多いです。

また給料や待遇面においては一般就労に比べあまりよくなく、大部分がパートや派遣などの非正規雇用となります。

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ADHDの就職活動に役立つ5つの就職相談・支援先

ここからはADHDの人が就職活動を行うにあたってサポートしてくれる就職相談・支援先を紹介します。

主な就職相談・支援先は先ほど紹介した精神障害者保険福祉手帳が必要なので注意して下さい。

大学・高校での就労支援部門

まず1番に最初に就職活動で利用するのが大学・高校での就労支援部門ですね。

自分が進学した大学や高校ならば今までの先輩が就職したあらゆるデータがあり、多くの人が課題となる個人・集団面接のロールプレイなどをやってくれるので就職活動には心強いです。

ただ学校によっては障害者就労に関する情報があまりない場合もあるので、その点は注意しましょう。

民間の就職支援サービス

最近ではリクルートやマイナビのような一般的な就職支援サービスだけでなく、障害者に特化した民間の就職支援サービスが数多くあります。

このような民間の就職支援サービスは他の同業者に負けないようにサービスを常に充実させ、評判を高く保っているのでしっかりと就職活動をサポートしてもらえます。

しかも民間だからといってもお金はかからず、無料で就職支援を受けられるのはいいですね。


ここでは数ある障害者の民間の就職支援サービスでも定評のある企業を紹介したいと思います。

障害者就職支援サービス:ラルゴ高田馬場

ラルゴ高田馬場は主に関東地方の求人情報を紹介する就職支援サービスです。

ラルゴ高田馬場はただ単に求人を紹介するだけでなく、書類の書き方・面談対策、就職後の定着フォローまで行ってくれるのでとても心強いです。


面談する場所が東京なので、関東に住んでいる方はぜひ活用したい就職支援サービスですね。

もちろんお金は一切かからないので、気軽に就職活動について相談することができます!

ハローワーク専門援助部門

一般の方でもハローワークで仕事を探す方は多いと思いますが、ハローワークには障害者のために専門の相談員を配置した専門援助部門があります。

ここでは求職の申し込みや就職後のアフターケアなど、職業紹介から就業指導までサポートしてもらえます。

紹介してもらえる求人においては障害をもつ人の特性にあわせた求人を紹介してもらえるので、ADHDの症状があっても自分にあった仕事を探すことができます。

また仕事を行うにあたって適性や能力を見極めて雇用につなげたり、技術や知識などによって就職困難な人を試験的に3ヶ月雇用するトライアル雇用による就職サポートも受けることができます。


ハローワークによる障害者の方の就職件数は年々増加しており、特にADHDの区分である精神障害者の就職件数は大きく上昇していますので、就職活動にはハローワークを積極的に利用すべきだと思います。

ハローワーク経由の精神障害者就職件数

年度 就職件数 前年度比(%)
24
23,861
+26.6
25
29,404
+23.2
26
34,538
+17.5
27
38,396
+11.2

【参照:厚生労働省:http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11704000-Shokugyouanteikyokukoureishougaikoyoutaisakubu-shougaishakoyoutaisakuka/0000084782_1.pdf】

障害者職業支援センター

障害者職業支援センターはハローワークと協力して、就職に向けての相談や職業能力の評価など就職前の支援から就職後の職場適応のための援助まで、その時に応じたサービスを提供してくれます。


また障害者職業支援センターの一部にはWSSP(ワーキングシステム・サポートプログラム)という知的障害を伴わない発達障害者を対象としたプログラムが実施されています。

近くの障害者職業支援センターがWSSPを実施しているか、一度相談してみるといいですね。

WSSP

WSSPは8週間のウォーミングアップと5週間の職務適応実施支援の計13週行われます。

内容としては

  • 問題解決技能トレーニング
  • 職場対人技能トレーニング
  • リラクゼーション技能トレーニング
  • 事務系作業
  • 製造系作業
  • 職場実習
  • 個別相談

などが実施されます。

ジョブコーチ

ジョブコーチは就職前は能力や適性を評価し、どのような仕事が自分にあっているのか一緒に考えてくれます。

また就職後は約3ヶ月間、実際に職場に来てくれて職場環境を整えるために上司や同僚に障害の特性を説明したり、自分には職場での行動についてアドバイスしてもらえます。


ハローワークや障害者職業支援センターも就職活動を全力でバックアップしてくれますが、ジョブコーチが一番身近なサポート役といってもいいでしょう。

障害者職業能力開発校

障害者職業能力開発校では就職に必要な知識、技術を身につけるサポートをしてくれます。

この支援は就職活動中にかぎらず、就職した人に対してのスキルアップや資格試験受験対策のキャリアアップ講座も行っているのでうまく活用したいですね。

ADHDの2通りの就職活動と役立つ5つの就職相談・支援先まとめ

今回はADHDの人の2通りの就職活動と役立つ5つの就職相談・支援先についてまとめてみました。


ADHDの症状があると他の人よりも就職活動が大変になるかもしれません。

しかし、そのような方のためにも就職活動を支援してくれる場所はたくさんあるので、一人で悩まずに今回紹介した就職相談・支援先を積極的に活用するようにしましょう。

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