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現在ADHDの治療のために使われている薬には

・コンサータ

・ストラテラ

があります。

ADHDと診断されたらある程度長い期間薬を服用することが多いのですが、困ったことにどちらの薬も値段が高いです。


そこで今回はADHDの薬代(コンサータ・ストラテラ)が高くて悩んでいる方のために、値段を下げる3つの方法を紹介したいと思います。

ADHD 薬代

ADHDの薬代は1ヵ月でいくら?

まずはADHDの薬代が1ヵ月でどの程度かかってしまうのかを確認してみましょう。
ADHDの薬を服用する患者さんは18歳以上で3割負担を想定しています。

今回はわかりやすくするために病院での診察代、薬局での調剤基本料などは無視しています。

コンサータを1ヵ月(30日)服用した時の薬代

まずはコンサータを1か月(30日)服用した時の薬代を計算してみます。

コンサータの基本的な服用方法は

コンサータの服用方法
通常、18歳以上の患者にはメチルフェニデート塩酸塩(コンサータの成分名)として18mgを初回用量として、1日1回朝経口服用する。
※症状によって最大72mg服用することあり。



なので30日処方の場合はコンサータ錠18mgが30錠調剤されることになります。

コンサータ錠18mgの1錠分の薬価が337.8円なので

保険なしで 337.8×30=10134

3割負担で 10134×0.3≒3040


つまりコンサータの1か月(30日)分の薬代だけで3040円かかることになります。

ストラテラを1ヵ月(30日)服用した時の薬代

次にストラテラを1ヵ月(30日)服用した時の薬代を計算してみます。

ストラテラの基本的な服用方法は

ストラテラの服用方法
通常、18歳以上の患者には、アトモキセチンとして1日40mgより開始し、その後1日80mgまで増量した後、1日80~120mgで維持する。
いずれの服用量においても1日1回又は1日2回に分けて経口服用する。
※症状によって最大120mg服用することあり。



なので今回は維持量(1日80㎎)でストラテラを30日服用すると考えるとストラテラ錠40mgが60錠調剤されることになります。

※ストラテラの規格は40㎎までしかなく1日80㎎飲む場合は、朝・夜に分けて飲むか1日1回2錠飲むことになります。

ストラテラ錠40mgの1錠分の薬価が461.2円なので

保険なしで 461.2×60=27672

3割負担で 27672×0.3≒8301


つまりストラテラの1か月(30日)分の薬代だけで8301円かかることになります。

薬効が違うため他の薬と薬価を比較するのは難しいのですが、すでに市販薬としても販売されていて痛み止めとしてよく知られているロキソニン錠60mgだと、薬価は1錠15.9円なのでいかにコンサータとストラテラが高いのかがわかってもらえるのと思います。

ADHDの薬代を下げる3つの方法

それではここからはADHDの薬であるコンサータ・ストラテラを飲んでいる人を対象に薬代を下げる方法についてを紹介していきます。

ADHDの薬代を下げる方法①自立支援法

まず1つ目は精神疾患による治療をのために医療機関へ通院する場合、負担額を1割に軽減してくれる自立支援法です。

昔はADHDは自立支援法の対象ではなかったのですが、2011年に厚生労働省の通達により広汎性発達障害とともにADHDも対象になりました。


この自立支援法を活用するれば、コンサータの30日分の薬代は約1010円、ストラテラの30日分の薬代は約2767円となるので非常にメリットがあります。


また収入が少なくて1割負担でも大変な方には、世帯の所得区分により自己負担額の上限が設定されるので収入が少ない方にとっても安心です。

【参照:厚生労働省 自立支援医療(精神通院医療)について:http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000146932.pdf】

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自立支援法の自己負担額一覧

世帯区分 本人収入または世帯ごとの税額 負担および自己負担上限額
生活保護世帯
生活保護
月額0円
低所得①
本人収入800,000円以下
月額上限2500円
低所得②
低所得①を除く市町村民税非課税
月額上限5000円
中間所得①
税額33,000円未満
1割負担
重度・継続⇒月額上限5000円
中間所得②
税額33,000円~235,000円
1割負担
重度・継続⇒月額上限10000円
一定所得以上
税額235,000円以上
対象外3割。
重度・継続⇒月額上限20000円

表にある重度かつ継続の対象者は


・過去1年間で高額療養費の支給を3回以上受けた人。

・次の精神疾患の方
①症状性を含む器質性精神障害
(例)高次脳機能障害、認知症など

②精神作用物質使用による精神及び行動の障害
(例)アルコール依存症、薬物依存症など

③統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害

④気分障害
(例)うつ病、躁うつ病など

⑤てんかん

・3年以上精神医療を経験している医師から、情動及び行動の障害又は不安及び不穏状態を示すことから、入院によらない計画的かつ集中的な精神医療(状態の維持、悪化予防のための医療を含む)が続けて必要であると判断された人


となっています。

自立支援の申請手続き

ADHDの人が自立支援医療費を受給するための手続きは市町村の担当窓口(障害福祉課、保健福祉課など)で行います。

申請するには医師による診断書が必要になってくるので、まずは担当医に自立支援法に相談するのがいいと思います。

自立支援の申請に必要な書類

※自立支援の申請に必要なものは各自治体によって異なる場合があるので、詳しいことは市町村の担当課にお問い合わせください。

  • 自立支援医療支給認定申請書
  • 医師の診断書
  • 課税証明書又は非課税証明書、生活保護受給証明書
  • 健康保険証
  • マイナンバー確認書類

自立支援法の注意点

自立支援法はADHDの方の負担がぐっと減るのでぜひ利用していただきたいのですが、自立支援法の受給に関してはいくつかの注意点があります。

自立支援法による受給を考えている方や受給証明書をもらった方は一度確認しておきましょう。

自立支援法は更新型

自立支援法は1度受給が開始されたらずっと負担額が減るわけではありません。

自立支援法の有効期限は1年間であり、継続して自立支援の受給を受けるには更新が必要です。


更新に必要な診断書の提出は2年に1度(治療方針に変更がない場合)なので、病院側からは自立支援の更新についてのお知らせはしていないことがあります。

自立支援の更新の申請は有効期限の3ヵ月前から受付が始まるので、継続する場合は更新を忘れないようにしましょう。

自立支援法による医療機関の指定

自立支援法による受給を受けられる病院や診療所、薬局などの医療機関は各都道府県又は指定都市が指定した「指定自立支援医療機関」に限られています。

診察してもらう病院や薬をもらう薬局が自立支援法による指定を受けているかはきちんと確認しておきましょう。

自立支援法の対象外

自立支援法はすべての医療費の負担が軽減されるわけではありません。


自立支援法の医療費の軽減が受けられる範囲は

精神障害や、当該精神障害に起因して生じた病態に対して、精神通院医療を担当する医師による病院又は診療所に入院しないで行われる医療
(外来、外来での投薬、デイ・ケア、訪問看護等)

となっています。

なので

  • 入院医療の費用
  • 病院や診療所以外でのカウンセリングなど公的医療保険が対象とならない治療や投薬
  • 精神障害と関係のない疾患の医療費

においては医療費は軽減されないので注意しましょう。

自立支援法の収入による月額上限

自立支援法はADHDの薬代を軽減してくれるとてもいい制度なのですが、お仕事を頑張っていてある程度収入がある方や重度・継続の対象者ではない人には月額の上限が設定されていません。

なので低所得と中間所得の境目の方や自立支援法の対象外で3割負担の方はADHDの薬代の支払いに苦労される方も多いです。

そこでADHDの薬代を下げる方法②、③に関しては月額上限がない人でも薬の値段を下げる方法を紹介したいと思います。

ADHDの薬代を下げる方法②ジェネリックへ変更

テレビのCMなどで聞いたことがあると思いますが、処方薬はジェネリック(後発医薬品)に変更することによって薬代を安くできます。


※ジェネリック(後発医薬品)
すでに発売されている先発品の特許がきれた後に作られた薬。
先発品を発売するときに必要な開発費や臨床試験(治験)などにかかるお金が必要ないので薬価が安くなる。

先発品と同じ有効成分、同じ量が含まれている。
先発品と安全性や効き目が同じであることを確認する試験をクリアしないと発売できない。



しかし現時点ではまだADHDの治療薬であるコンサータ・ストラテラのジェネリックは発売されていません。

コンサータ・ストラテラのジェネリックが発売されましたらこちらで紹介したいと思います。

ADHDの薬代を下げる方法③クレジットカードで支払う

他のADHDの薬代を下げる方法と比べると軽減する割合は少ないのですが、クレジットカードを利用すれば医療費の負担を少し安くできます。

以前まではクレジットカードを導入している医療機関は一部だったのですが、患者さんの要望が増えてきてクレジットカードで支払える所が増えています。


クレジットカードによる支払い可能なのかを1つ1つ調べるのは大変なので、EPARKのくすりの窓口で調べてみましょう。

種類3



処方せんのネット受付を対応している薬局も調べられるのでで、待ち時間をショッピングや家事などに有効活用することができます。

ADHD 薬代 クレジットカード


またクレジットカードは1枚も持っていないという方には審査が通りやすく、ポイントも貯めやすい楽天カードをお勧めします。

貯まったポイントはネット通販の楽天市場で1ポイント1円として使えるのでとても便利です!

ADHDの薬代(コンサータ・ストラテラ)が高い!値段を下げる3つの方法まとめ

今回はADHDの薬代(コンサータ・ストラテラ)が高い!値段を下げる3つの方法についてまとめてみました。

せっかくコンサータ・ストラテラによってADHDの症状が落ち着いてきたのに、薬代が高くて飲めなくなってしまっては本末転倒ですよね。


今回ご紹介したADHDの薬の値段を下げる方法を利用して、お金の心配をなくしましょう!

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